PENTAX67による撮影
夏の大三角
DATA: 2003年09月21日 22:01 露出59分
Pentax67 55mmF3.5(F5.6に絞る) コダックエクタクロームE200 +1.5段増感現像
赤道儀 高橋製EM-200 FC-65にて半自動ガイド 撮影地 宮崎県 湯山峠
安定した秋の高気圧に覆われ、透明度5/5。双眼鏡ではっきりと北アメリカ星雲や網状星雲が確認できたのは、15年前に北アルプス標高3000bで見た以来。星明りとは結構明るいもので懐中電燈なしでかなりの事ができる。円形写野45ミリカメラで同時刻に北アメリカ星雲のクローズアップも掲載しています。
いて座の天の川-夏の終わり-
DATA: 2003年09月28日 19:48 露出50分
Pentax67 55mmF3.5(F3.5と5.6の中間に絞る) コダックエクタクロームE100S +2段増感現像
赤道儀 高橋製EM-200 FC-65にて半自動ガイド 撮影地 宮崎県 湯山峠
昨日に続き、本日も快晴。いて座は時期的にかなりきびしい。午後6時半に診療を終え、7時に撮影地到着。赤道儀のセッティング、ガイド星導入、フィルム吸引装置の設置等、いそいで済ましても30分以上はかかる。峠を越えた向こうが熊本県側で人口5万人の球磨盆地の街の光が漏れてくる。透明度4/5。
北極星と昇るカシオペア
DATA: 2003年09月27日 20:18 露出42分
Pentax67 55mmF3.5(F5.6に絞る) コダックエクタクロームE100S +2段増感現像
固定 撮影地 宮崎県 湯山峠
秋の代表的星座、カシオペアが天の川を従えて静かに昇ってくる。と言いたいところだが、電動フィルム吸引装置のモーター音が結構うるさい。誠報社よりスターベース販売の吸引装置の方が静かで高級感あふれてる、しかも安い!そちらにすれば良かった。
カシオペア座の天の川
サイズ大 (2,271X3,277pixel) 1,946kb |
DATA: 2003年09月21日 23:20 露出60分
Pentax67 105mmF2.8(F5.6に絞る) コダックエクタクロームE200 +1.5段増感現像
赤道儀 高橋製EM-200 FC-65にて半自動ガイド 撮影地 宮崎県 湯山峠
エクタクロームE200は色飽和度が高く、特にHU領域が赤く良く写る。東(上)からNGC281、NGC7822、IC1805、IC1848などなど、満月より大きい散光星雲が点在して非常に賑やかである。しかし、そのなかで眼視で確認できるのはNGC281だけだろう。写真に撮ると、逆にカシオペアの”W”の形がわかりにくくなる。
いて座(銀河の中心方向)
サイズ大 (2,280X3,270pixel) 1,342kb |
DATA: 2003年09月21日 20:57 露出30分
Pentax67 105mmF2.8(F4に絞る) コダックエクタクロームE200 +1.5段増感現像
赤道儀 高橋製EM-200 FC-65にて半自動ガイド 撮影地 宮崎県 湯山峠
105ミリ標準レンズは、F4でも周辺減光は思ったより少なく使える。周辺の星像はF5.6に比べるとやや劣る。たて-いて-さそり座の暗黒帯に連なる散光星雲、その周囲には無数の散開星団、さらにその周りに球状星団が点在する。さそり、いて座は6月の梅雨以前に撮影する方がいい。